薄毛・はげに代表される脱毛症はヒトの老いの象徴であり、どの時代にも共通する悩みでした。
医療技術の進歩により多くの薄毛の治療法が開発されてきましたが、決定的な薄毛の治療法を開発することは出来ていませんでした。
そんな薄毛治療の歴史の中で「決定版治療法」
として、近年注目を集めている治療法がHARG療法です。
日本においては臨床が2007年に開始され
ヨーロッパやアメリカ、インドネシアなどの
アジア諸国で豊富な症例が報告され、
目覚ましい成果を挙げています。
今までの治療法では「発毛」に限定されているものや、「育毛」に限定されるもの、そしてかつらなどの人工物を代用するものがほとんどでした。
HARG(ハーグ)療法は、男性の「はげ」や「薄毛」に限らず、女性の薄毛(女性型脱毛症)やストレスなどによる一時的な脱毛症、若はげ、円形脱毛症などの髪の悩みにもすばらしい効果を発揮できるのが最大の特徴です。
*効果には個人差があります。
詳しくHARGの毛髪再生メカニズムをご説明する前に、毛周期(ヘアーサイクル)をご理解して頂く必要があります。
1.成長期
毛乳頭から毛母細胞に栄養が供給され毛髪が成長を続ける期間であり、通常2〜6年間続きます。この期間内に毛髪が抜けたとしても、すぐに毛根から新しい毛髪が生まれ、再び成長をはじめます。
2.退行期
毛母細胞の分裂は徐々に弱まっていき、そこから生える毛髪も細く弱いものになっていきます。退行期は2週間〜4週間ほどと言われます。
3.休止期
やがて毛母細胞は毛穴から押し出され、いっしょに毛髪も抜け落ちてしまいます。
ここから新たに毛母細胞が活動を始めるまでには2〜3ヶ月と長い時間を要します。場合によっては、再活動が起こらず、そのまま休止状態に入ってしまうこともあります。
休止期からしばらくたった後に成長期に転じるのが正常な毛周期ですが、そのサイクル周期が乱れる(成長期が短くなる・休止期が長引く)ことによって薄毛・はげといった症状が現れることになります。
HARG療法はこうした悪循環に陥った毛周期を正常なサイクルに戻すことで、毛髪の再生を実現させます。
髪が生えなくなった部分の毛母細胞の多くは
死んでしまったのではありません。
永久的とも言える長い休止期に入ってしまっただけ
なのです。これを活性化し、元のサイクルに再び
戻すのがHARG療法なのです。
完全な脱毛部にさえも発毛をもたらします。
では、どのようにして休止してしまった毛母細胞を活性化させ、毛周期を正常化するのか。その鍵を握っているのは「幹細胞」です。
幹細胞とは、分化してヒトの皮膚や筋肉などの様々な組織を形成していく細胞です。
その性質から、身体の失われた器官や機能の回復を目的とする再生医療において非常に注目を集めています。
HARG療法では、この幹細胞を活用します。
幹細胞から毛髪再生に重要な「成長因子(AAPE)」抽出し、頭皮に注入することで、毛母細胞を刺激し、休止期の毛母細胞は再び成長期へと移行(発毛効果)し、成長期の毛母細胞は活動をさらに活発化(育毛効果)させます。
つまり成長因子は発毛のスイッチの役割を果たしているのです。
その他、この成長因子には「脱毛」を抑える効果、そして定着を「維持」させる効果も持ち合わせていますので、「発毛」「育毛」のプラス面を伸ばしつつ、「脱毛」とうマイナス面を抑え、「維持」させることにより、高い効果を引き出すことができる画期的な治療法です。